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上眼瞼のタルミでお悩みの患者さまに対して、私はカウンセリングの時に次のようにお話ししています。

『この手術はタルミが改善されることによって、その後で得られるメリットがいくつかあるので非常に満足度の高い手術なのですよ。まず外見上スッキリとした明るい目元になるので印象が良くなります。2つめは目を開ける時に、額の筋肉を使って眉毛を持ち上げることが無くなるので、オデコのシワが無くなりアンチエイジングの効果があります。さらに額の重い感じや、頸や肩のコリなどの自覚症状が改善し、視界が広くなるのでモノを見ること自体が楽になります。』

確かに形態的変化だけではなく機能的な満足感も得られる良い手術なのです。
しかしそう言っている私本人の上瞼のタルミが重症化してまいりました。(・.・;)
これではいけないと思い、実は私も昨年の11月に上眼瞼切開術を受けてみました。

リッツ美容外科のドクターならばどなたにお願いしても安心できるのですが、今回の手術は高松院院長の古屋富治雄先生にお願いいたしました。手術方法は余剰皮膚の切除でタルミを取り、眼瞼挙筋を前転させて眼の開きを良くするというものです。
手術を受ける立場になって、改めて患者さまの気持ちが理解できました。
まず手術台の上に仰向けになってライトが当たると、やっぱりある程度緊張してしまいます。
局所麻酔はそれ程痛くなかったですが、手術中の不安感は多少なりともありました。
そのような中でも術者が進行状況を説明してくれたり世間話をしたり、コミュニケーションを取ってくれていることでかなり安心できる状態になりました。
手術の方法や手順が解っている私自身でさえある程度の恐怖・不安を感じているのですから、御存じない患者さまの場合その心の負担は相当なものであると思います。手術中にもインフォームドコンセントとメンタルケアの重要性を感じました。
さて無事に手術が終了して鏡を見ると、なるほど目は大きくなり開きやすくなっています。手術後の腫れはまあまあ有りましたが予測された範囲内でして、それでも手術5日後の抜糸の時には落ち着いてまいりました。

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さらに12日目は内出血も消退し、8ヶ月後の現在とそう変わらない状態になりました。

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私の場合は40歳を過ぎたあたりからタルミによる瞼の重さを自覚していましたが、ここ数年でさらに症状が進行してきて外科的処置の必要性を感じていました。
長年の悩みが無くなったことと、患者さまの立場を経験し診療の勉強になったことを感謝いたします。
古屋先生、どうもありがとうございました。

美容外科手術は形態上の変化を求められる手術が多いですが、こと上眼瞼に関しては、睫毛内反や眼瞼下垂、このような皮膚弛緩状態など、目を開く機能を改善する手術もあります。その適応をカウンセリングによって診断していくことが重要です。

私が上眼瞼タルミ取りの手術を執刀させて頂いた患者さまの中で、御年齢が90歳の患者さまがいらっしゃいました。もちろんこれまでの最高齢です。
その方は御高齢ですが矍鑠とされて、お話しもとてもしっかりされていらっしゃる方でした。御身体の方も健康で、歩行時の介助は必要でしたが、日常生活での医療上の制限もありませんでした。
ただ瞼のタルミが強く、額にシワを作って(前頭筋の補助収縮といいます)眉毛を持ち上げても足元の景色しか見えないという御状態でした。
通院している近所の整形外科の先生からも『美容外科でタルミを取ってもらったらいいですよ。』とアドバイスされていました。
軽度の眼瞼下垂がありましたが、余剰皮膚の切除だけでかなり目が開きやすくなる御状態でしたので、手術は身体的に御負担が少ないように皮膚と眼輪筋の一部を切除しそのまま単純に縫合する方法を選択しました。

皮膚の切除量はデザイン時には15mmでしたが、その幅で切除しても開瞼してまだ被さってくる余剰皮膚がありましたので、数回トリミングを行なってトータルで20mm以上(25mm程度)切除しました。
手術が終わってすぐに『いやぁ、景色が良く見えるようになったわぁ。』と仰られ、鏡を御覧になって『あらぁ、若返っちゃったわぁ。』とお喜びになられました。
手術後の腫れは直後はあまり目立つ状態ではないので、お迎えにいらっしゃった姪御様にも『あっらー、ずいぶん若くなって、ステキよ~。』と褒められて気分を良くされていました。
実際にパッチリとした明るい目元になり印象は大部変わったと思います。

それにしても私はその患者さまがお帰りになる時に頂いた言葉を忘れることが出来ません。
『センセ、女はいつまでたってもオシャレしたいのよ。フェッフェッフェ~。(笑)』
(+_+)大変貴重な有り難いお言葉で、もう、感激というか脱帽です!<(_ _)> 
通常90歳という御年齢ならば、まぶたのタルミなんかどうでもいいとお考えになってしまうと思われます。
御自身が健康でありこのような向上心のある方だからこそ、この手術を受けようという気持ちになられ良い結果が得られたのだと思います。
一つの手術で形態的改善だけでなく、モノを見るという機能的改善、さらには日常生活の質的向上まで得ることが出来ました。
貴重なコメントを頂いたことに感謝致しますとともに、美容外科を良く御理解されていらっしゃる患者さまのお陰でこの仕事を続けていく励みになりました。

!(^^)! どうも有り難うございました。

年を取ってくるといろいろな部分がタルんでまいります。
その中でも上瞼のタルミは物を見ることへの障害となり、程度が強い場合は日常生活にも支障が出てきます。
ホームページにも掲載させて頂いておりますが、加齢による上瞼のタルミの病態としては

1.眼瞼皮膚弛緩(dermatochalasis):皮膚のタルミ
2.眼瞼下垂(blepharoptosis):眼瞼挙筋のタルミ

に分類されます。この場合皮膚弛緩の改善に対しては余剰皮膚を切除する必要があります。

この時に皮膚をどの程度切除するかを決定することが難しく、毎回慎重に決定してまいります。
同程度の皮膚弛緩状態であっても皮膚の厚さや皮下組織の量が違う場合は、適切な皮膚切除量は大きく異なります。
また元々左右差がある場合などは、両側ともバランスの良い結果を得るにはケースバイケースで皮膚切除量を考慮していく必要があります。
上瞼のタルミ取りの手術は『上眼瞼除皺術』と言いますが、タルミ切除量の決定方法を簡単にお話しします。

まずは切開線のデザイン(マーキング)です。
眉毛を挙上させて睫毛に近いラインを先に決定します。
これは手術後に二重のラインに一致しますので、通常は睫毛から6mm程度離しますが、奥二重希望の場合には3~4mmに、派手な二重が好みの場合は8mm程度に設定致します。
次に、眉毛を挙上させない状態でピンセットで余剰皮膚を軽くつまみ、皮膚切除量を決定します。
通常皮膚の切除幅は少ない人では4mm程度、タルミの多い人は12mm程度の切除量になります。

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私の場合手術は(特に皮膚切除の際には)左右とも同じステップを同時に進行していくことが多いです。
切除量が多い方の場合は取り過ぎてしまわないように初めにやや控えめにデザインして、過量にならない範囲で皮膚切除致します。
創を閉じる直前に目を開いたり閉じたりして頂いて、必要であればさらに追加切除(トリミング)をして、左右差のないバランスの良い御状態に仕上げていきます。

「私にはどのスレッドリフトが良いのかしら?」
「たくさんスレッドリフトがあって迷ってしまう」
「実際にカウンセリングに行く前に、自分に合った方法の予備知識が欲しい」

皆さまにこのようなご質問をよく頂きます。スレッドリフトは多様化し、
皆様への認知度も高っていますが、反面、選択肢がありすぎて困惑されている方も多いようです。
そこで、簡単に自己診断ができるチャートを作ってみました。
スレッドリフトに興味をお持ちの皆さま、では、実際に始めてみましょう。

(※アンチエイジングに対しましては、いろいろな種類の治療方法や改善方法がありますが、それとともに加齢変化対しての診断や評価も様々な方法があります。この自己診断チャートは、医学的にスタンダードなものではありませんが、『シワ・タルミ』に対しての一般的な自己評価法として皆さまのお役に立てるものであると思います)

     

12月に入りまして日増しに寒さが厳しくなり冬本番といったところですが、皮膚の乾燥によりシワやタルミが気になる時期でもあります。美容外科的なタルミの改善方法としましてはフェイスリフト手術が効果的ですが、最近では皮膚を切開しないで糸で引き上げる『スレッドリフト』を希望される患者様も多くなってまいりました。『スレッドリフト』は1998年にロシアの医師Sulamanidzeによってデザインされた糸のリフト(ロシアンリフト)が初めとされていますが、現在ではその形態や種類にも様々な方法があります。他にも、切らないフェイスリフトとしましては、『金の糸美容術』や『サーマクール』『フラクセル』などが紹介されています。あまりにたくさんの種類・方法があるので「自分にはどの方法が良いのだろう?」と、その適応を迷われていらっしゃる患者様も多いと思います。

ここでは現在行われている『スレッドリフト』を中心に、その機序・適応から、どのような方法があるのかをお話しいたします。御自身の皮膚の状態と照らし合わせて、最適な方法を見つけるための参考にして頂きたいと思います。(尚、詳細につきましてはリッツ美容外科ホームページ:トピックスの項をご覧ください)

さて『タルミ』とは何でしょうか?これは、重力の影響により皮膚や皮下組織が下方に伸展してしまった状態です。長く伸びてしまったものを短く縮めるには、物理的には2つの方法しかありません。1つは伸びた分を切り取ってつなぎ合わせてしまう方法で、いわゆる外科的なフェイスリフトがこれに当たります。もう1つは多数の個所を細かく折りたたむことによって、ブラインドやアコーデオンカーテンのように、その幅を縮めてしまうplicationと呼ばれる方法です。『スレッドリフト』はこのplicationの原理を応用しています。

さらに皮膚の直下に存在する糸の刺激で皮膚の生物学的活性が促進され、張りと弾力のある状態を保ちます。これをリバイタライジング(revitalizing)といいますが、これを応用したものが『金の糸美容術』や『サーマクール』『フラクセル』になります。また下がってしまった皮膚や皮下組織を上へ引き上げるリフティングliftingは、上方を固定して下方組織を持ち上げる方法です。加齢変化により下方移動してしまった組織を、元の位置に再移動(リポジショニングrepositioning)するわけです。『スレッドリフト』でタルミがリフトアップできる原理をまとめてみますと、次のようになります。

①リバイタライジングrevitalizing:皮膚、組織の引き締め
②プライケイションplication:皮膚、組織の折りたたみ(広義には①も②もタイトニングtighteningと考えてよいと思います)
③リフティングlifting:皮膚、組織の持ち上げ

さらに現在行われている『スレッドリフト』が、それぞれどのような効果があるかをまとめてみました。

効果

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次に『スレッドリフト』の種類ですが、糸の形状や方法で分類すると仕訳しやすいと思います。

(1)糸の材質による分類
①吸収糸: ハッピーリフトやホワイトリフトに使用される糸ですが、PDO(ポリジオキサノン)と呼ばれる生分解性ポリマーを材質としています。PDOは皮下組織内で8~12か月かけて吸収されていきます。
②非吸収糸:組織に吸収されずに、その部分に残存する糸です。APTOSやWAPTOSの糸は抗張力、組織の維持力が強いポリプロピレンpolypropyleneを材質としています。

(2)糸の長さによる分類
①短い糸:長さ10~12cm程度の糸をタルミのある皮膚に挿入いたします。糸全体に付いている細かいケバ(barbと言います)で周辺組織を糸の端々から中央部へ移動させることによって皮膚の引き締めや皮下組織の折りたたみ、タイトニングを期待する方法です。APTOSやマジックリフト、ハッピーリフトなどの名称で呼ばれています。
②長い糸:顔の上方部を固定点としまして、糸に懸かっている下方の組織を上方へ移動させて固定する方法です。たるんでいる組織の引き上げ、リフティングを行います。WAPTOSやホワイトリフト、ケーブルスーチャー、アンカースレッドリフトなどが、この方法で行われています。

(3)作用する組織による分類
①皮膚および皮下組織:真皮直下の皮下組織の浅層に作用して、タイトニングやリフティングを行います。
②深部組織:皮下の深部組織であるSMASや頬脂肪(malar fat pad)を引き上る方法です。ナチュラルリフトやケーブルスーチャーなどに使われます。

特徴

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さて『スレッドリフト』の種類や方法についてお話しいたしましたが、この分類は完全なものではありません。糸の俗称は、ことばのニュアンスにより正式名称を示したり手術方法を表現したりする場合があるからです。たとえばハッピーリフトはPromoItalia社がメーカーとなっている糸の名称ですが、吸収糸を使ったタイトニングの方法を代表してハッピーリフトと呼んでいる場合もあります。
スレッドリフトの種類を理解するためには、糸の俗称を定義づけるだけではなく、その機序や材質、方法を理解した方がより有意義であると思います。タルミの状態や程度はそれぞれに異なるものですので、その御状態に適した方法を選択して行くことが大切です。

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