« 2008年12月 | メイン | 2009年12月 »

上眼瞼のタルミでお悩みの患者さまに対して、私はカウンセリングの時に次のようにお話ししています。

『この手術はタルミが改善されることによって、その後で得られるメリットがいくつかあるので非常に満足度の高い手術なのですよ。まず外見上スッキリとした明るい目元になるので印象が良くなります。2つめは目を開ける時に、額の筋肉を使って眉毛を持ち上げることが無くなるので、オデコのシワが無くなりアンチエイジングの効果があります。さらに額の重い感じや、頸や肩のコリなどの自覚症状が改善し、視界が広くなるのでモノを見ること自体が楽になります。』

確かに形態的変化だけではなく機能的な満足感も得られる良い手術なのです。
しかしそう言っている私本人の上瞼のタルミが重症化してまいりました。(・.・;)
これではいけないと思い、実は私も昨年の11月に上眼瞼切開術を受けてみました。

リッツ美容外科のドクターならばどなたにお願いしても安心できるのですが、今回の手術は高松院院長の古屋富治雄先生にお願いいたしました。手術方法は余剰皮膚の切除でタルミを取り、眼瞼挙筋を前転させて眼の開きを良くするというものです。
手術を受ける立場になって、改めて患者さまの気持ちが理解できました。
まず手術台の上に仰向けになってライトが当たると、やっぱりある程度緊張してしまいます。
局所麻酔はそれ程痛くなかったですが、手術中の不安感は多少なりともありました。
そのような中でも術者が進行状況を説明してくれたり世間話をしたり、コミュニケーションを取ってくれていることでかなり安心できる状態になりました。
手術の方法や手順が解っている私自身でさえある程度の恐怖・不安を感じているのですから、御存じない患者さまの場合その心の負担は相当なものであると思います。手術中にもインフォームドコンセントとメンタルケアの重要性を感じました。
さて無事に手術が終了して鏡を見ると、なるほど目は大きくなり開きやすくなっています。手術後の腫れはまあまあ有りましたが予測された範囲内でして、それでも手術5日後の抜糸の時には落ち着いてまいりました。

090731_1.jpg

さらに12日目は内出血も消退し、8ヶ月後の現在とそう変わらない状態になりました。

090731_2.jpg

私の場合は40歳を過ぎたあたりからタルミによる瞼の重さを自覚していましたが、ここ数年でさらに症状が進行してきて外科的処置の必要性を感じていました。
長年の悩みが無くなったことと、患者さまの立場を経験し診療の勉強になったことを感謝いたします。
古屋先生、どうもありがとうございました。

美容外科手術は形態上の変化を求められる手術が多いですが、こと上眼瞼に関しては、睫毛内反や眼瞼下垂、このような皮膚弛緩状態など、目を開く機能を改善する手術もあります。その適応をカウンセリングによって診断していくことが重要です。

私が上眼瞼タルミ取りの手術を執刀させて頂いた患者さまの中で、御年齢が90歳の患者さまがいらっしゃいました。もちろんこれまでの最高齢です。
その方は御高齢ですが矍鑠とされて、お話しもとてもしっかりされていらっしゃる方でした。御身体の方も健康で、歩行時の介助は必要でしたが、日常生活での医療上の制限もありませんでした。
ただ瞼のタルミが強く、額にシワを作って(前頭筋の補助収縮といいます)眉毛を持ち上げても足元の景色しか見えないという御状態でした。
通院している近所の整形外科の先生からも『美容外科でタルミを取ってもらったらいいですよ。』とアドバイスされていました。
軽度の眼瞼下垂がありましたが、余剰皮膚の切除だけでかなり目が開きやすくなる御状態でしたので、手術は身体的に御負担が少ないように皮膚と眼輪筋の一部を切除しそのまま単純に縫合する方法を選択しました。

皮膚の切除量はデザイン時には15mmでしたが、その幅で切除しても開瞼してまだ被さってくる余剰皮膚がありましたので、数回トリミングを行なってトータルで20mm以上(25mm程度)切除しました。
手術が終わってすぐに『いやぁ、景色が良く見えるようになったわぁ。』と仰られ、鏡を御覧になって『あらぁ、若返っちゃったわぁ。』とお喜びになられました。
手術後の腫れは直後はあまり目立つ状態ではないので、お迎えにいらっしゃった姪御様にも『あっらー、ずいぶん若くなって、ステキよ~。』と褒められて気分を良くされていました。
実際にパッチリとした明るい目元になり印象は大部変わったと思います。

それにしても私はその患者さまがお帰りになる時に頂いた言葉を忘れることが出来ません。
『センセ、女はいつまでたってもオシャレしたいのよ。フェッフェッフェ~。(笑)』
(+_+)大変貴重な有り難いお言葉で、もう、感激というか脱帽です!<(_ _)> 
通常90歳という御年齢ならば、まぶたのタルミなんかどうでもいいとお考えになってしまうと思われます。
御自身が健康でありこのような向上心のある方だからこそ、この手術を受けようという気持ちになられ良い結果が得られたのだと思います。
一つの手術で形態的改善だけでなく、モノを見るという機能的改善、さらには日常生活の質的向上まで得ることが出来ました。
貴重なコメントを頂いたことに感謝致しますとともに、美容外科を良く御理解されていらっしゃる患者さまのお陰でこの仕事を続けていく励みになりました。

!(^^)! どうも有り難うございました。

年を取ってくるといろいろな部分がタルんでまいります。
その中でも上瞼のタルミは物を見ることへの障害となり、程度が強い場合は日常生活にも支障が出てきます。
ホームページにも掲載させて頂いておりますが、加齢による上瞼のタルミの病態としては

1.眼瞼皮膚弛緩(dermatochalasis):皮膚のタルミ
2.眼瞼下垂(blepharoptosis):眼瞼挙筋のタルミ

に分類されます。この場合皮膚弛緩の改善に対しては余剰皮膚を切除する必要があります。

この時に皮膚をどの程度切除するかを決定することが難しく、毎回慎重に決定してまいります。
同程度の皮膚弛緩状態であっても皮膚の厚さや皮下組織の量が違う場合は、適切な皮膚切除量は大きく異なります。
また元々左右差がある場合などは、両側ともバランスの良い結果を得るにはケースバイケースで皮膚切除量を考慮していく必要があります。
上瞼のタルミ取りの手術は『上眼瞼除皺術』と言いますが、タルミ切除量の決定方法を簡単にお話しします。

まずは切開線のデザイン(マーキング)です。
眉毛を挙上させて睫毛に近いラインを先に決定します。
これは手術後に二重のラインに一致しますので、通常は睫毛から6mm程度離しますが、奥二重希望の場合には3~4mmに、派手な二重が好みの場合は8mm程度に設定致します。
次に、眉毛を挙上させない状態でピンセットで余剰皮膚を軽くつまみ、皮膚切除量を決定します。
通常皮膚の切除幅は少ない人では4mm程度、タルミの多い人は12mm程度の切除量になります。

090722_1.jpg

私の場合手術は(特に皮膚切除の際には)左右とも同じステップを同時に進行していくことが多いです。
切除量が多い方の場合は取り過ぎてしまわないように初めにやや控えめにデザインして、過量にならない範囲で皮膚切除致します。
創を閉じる直前に目を開いたり閉じたりして頂いて、必要であればさらに追加切除(トリミング)をして、左右差のないバランスの良い御状態に仕上げていきます。

先日、10数年ぶりに中学校の同窓会がありました。
前回会った時は40歳くらいでしたが、今回は50歳を超えての再会です。年月を経ますとどうしても外見上はミンナそれぞれ変わってしまいますが、性格とか話し方など基本的な部分はそのままです。
会の始まりの時には『あれ~、誰だったっけ?』とお互いを忘れていた友人とも、二言三言話をしていると当時一緒に遊んだりバカをやったりしたことが鮮明に思い出されてきて、本当に懐かしい思いをいたしました。

会場は母校である千早中学校(悲しい事ですが区立中学・高校の合併によって今は閉校となってしまいました:時代の流れを感じます)近くの池袋でしたが、男性13名女性14名そして担任の先生1名と、卒後36年たった今もこれだけの人数が集まりました。
一次会ではミンナ久々なので自己紹介と近況報告、その後二次会はカラオケで昔の歌(キャンディーズとか)を歌ったり、各先生方のモノマネなんかやったりしてチョットだけ中学生時代に戻りリフレッシュできました。

090708_1.jpg

一次会で2年生の時に一緒のクラスだった小牧君に言われてしまいました。
『俺さぁ、ホームページの阿部のブログを時々見てるんだケド、阿部~、お前ここんとこブログ書くのサボってんだろー。』

(+o+) ギクッ! いやいや決してサボっていたわけではありませんが、『自分のブログはあまり反響が無いだろう。』と勝手に思ってしまって…、ついついおろそかになってしまいました、スミマセン。
取るに足らないワタクシのブログではございますが、それでも御覧頂いている方々がいらっしゃるということは大変有り難いことであり嬉しく思います。
モノ珍しさに御興味をお持ち頂ける少数派の皆さんへのメッセージとして、友人達との再会を機にまたブログの方を再開してまいりたいと思います。(小牧君、見てますかぁ?)